自分の仕事のやり方に疑問を持った時に読む本『山梨広一/いい努力』
今月は仕事の山場が多く、助けとなった本の紹介です。
『最強の働き方』が立ち読みして肌に合わなかったのでこちらを読みました。
マッキンゼーで25年にわたって膨大な仕事をしてわかった いい努力
- 作者: 山梨広一
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/07/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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要約
世の中には「いい努力」と「わるい努力」がある。マッキンゼーで25年働いてわかったいい努力とわるい努力を75選紹介。下記は著者が考える「いい努力」の7つの定義である。これだけでも意識したら仕事の仕方が変わるかもしれない。
①「成果」につながる
②目的が明確なもの
③「時間軸」を的確に意識しているもの
④「生産性」が高いもの
⑤「充実感」を伴うもの
⑥「成功パターン」が得られるもの
⑦「成長」を伴うもの
チームで働くことの難しさ
今年からチームのリーダーとなる機会が多くなり、そのことで戸惑うことが多くなりました。まとめ役として舵を切っていくために参考にしたところを紹介します。
チームの基本
「全員が向かう先」を明確に共有する(悪い努力:自分のパートにだけ注力する)
という箇所からリーダーについて書かれた一言です。
設計図をつくり、説明し、共有するのがリーダーの役割
仕事の全体の設計図を作ることもままならなく、ちゃんとした設計図も書かずに作業にとりかかった自分が恥ずかしいですね。目的をしっかりと決めないと、議論の進みも悪くなることを体験しました。一方で、全体の工程を決めて、各会議で「ここまで決める」と明確に説明をして、議論を重ねるのがやったかいのある会議だと思います。
また、議論についても参考になる一文があります。
議論と会議
議論は「紛糾」しなければならない(悪い努力:すんなり提案を通すことに尽力する)
会議が紛糾するのは提案に付加価値がつくことだ。
会議に参加する人も提案する人も必要な心構えです。確かにすんなり通るなら、連絡だけでよいと思います。勤めてから紛糾するような会議は一度や二度くらいしかないですが、その時の会議内容は今なお解決しておらず、重要な議題だったと思います。
今後も開くことが多くなりそうな一冊でした。