あ、伝わっていない「藤沢晃治/「分かりやすい表現」の技術」
最近文章を書くことが多くなったのですが、読みづらいor言っていることがわからないとこっそり思われているのではないかと思って、手にとった本です。
表紙の絵がすこし珍妙だと思うのは私だけでしょうか。
「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール (ブルーバックス)
- 作者: 藤沢晃治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/03/19
- メディア: 新書
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要約
取扱説明書、広告、講演、プレゼンテーション等それぞれで分かりやすくするための手法が存在する。本書はそれらの業界の壁を越えて普遍的かつ共通の「わかりやすい表現」をまとめた。
思ったこと
気にいったのはルール4とルール5ですね。
ルール4(大前提の説明を忘れるな)
ルール4から
あることに 精通していく過程で、知識量は、増加していく部分だけではなく減少していく部分もあります。パソコンでいえば、習熟の過程で増加していくのはパソコンの知識であり、減少していく、つまり、失われていくのは初心者の発想なのです。
話を聞いていて、聞きなれない専門用語らしきものがでると「〇〇とは?」と聞いたら、そんなことも知らないのといわれる時があります。特に私なんか芸能関係は弱いので、よく言われます。専門用語ではないですがわかりません。
上記は日常会話なのでいいかもしれませんが、説明する場面ではやってはいけない。なにが相手にとって既知であるか、考える必要があります。説明をするということは相手と自分の間に情報量の差があるということです。私は、その間を埋めいくには、段階をおって説明することが望ましいと思いますし、段階的説明の最初のステップは必要だと思います。
そんなことを思いながらも、これが私は足りないのではないかと思っています。
ルール5(まずは全体図を与え、その後、適宜、現在地を確認せよ)
本文から
テーマパークの入り口かでは、たいてい、テーマパーク全体の地図を渡してくれます。全体の概観をあらかじめ入場者に教え、迷わせないためです。その概観地図によって、入場者は常に「全体図」と自分の「現在地」を把握し続けることができ、迷わないのです。逆に言えば、この二つのいずれか一方を失えば、迷った状態になるわけです。
良い例えですね。これは話をするときより、本を読んでいるときに感じることですね。読んでいてわからなくなったとき、目次をみて、この話の部分なのねって思えます。
カーナビ以前の道案内の時は、地図を見ていて自分が今どこにいるかがさっぱりわかならないときがありましたが、自分の場所がGPSでわかるようになってからほとんど迷いません。
全体図も現在地も大事ですね。
読み終わってから
とりあえず、このブログに見出しをつけました(だれも読んでいないですが)。あと仕事で文章書くとき注釈をつけるようになりました。読みやすくなったのか気になるところですね。