疑似体験について「ルーシー&スティーブンホーキング/宇宙に秘められた謎」
読みました。ホーキング親子が書いた宇宙に興味を持つ少年少女大人の話。
このあいだ『宇宙兄弟』を読んだときに思ったのですが、この手の本を読むと天文学とか学んでみたいと思ってしまいます。
ホーキング博士のスペース・アドベンチャー (2) 宇宙に秘められた謎
- 作者: ルーシー&スティーヴン・ホーキング,佐藤勝彦,さくまゆみこ
- 出版社/メーカー: 岩崎書店
- 発売日: 2009/07/10
- メディア: 単行本
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- 作者: スティーヴンホーキング,ルーシーホーキング,佐藤勝彦,さくまゆみこ
- 出版社/メーカー: 岩崎書店
- 発売日: 2008/02/09
- メディア: 単行本
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シリーズ二作目を読んだ時点で感想を書いています。今は三作目も出ているので早く読みたい。
内容は、主人公の男が、スーパーコンピューターを使って宇宙に出ていき、様々なことを体験する話です。一巻目では彗星に乗り、二巻目では火星に行ったりします。余談になりますが、読みながら、なぜ、とても危険な星に少年少女だけで行く勇気があるのかと不思議に思いました。
本の筋から離れてしまうのですが、読みながら、読書による疑似体験について考えました。
人が何かを覚えるときは入力が伴います。見たり聞いたりして何かを得ます。ただ、得る方法に違いはあります。例えば水の沸点が100℃という事象があります(圧力に関しては私たちが普段生活しているものと同じです)。これを読んで覚えることができます。また、実際に沸騰している水に温度計を差し込んで測って知ることができます。前者は暗記、後者は体験と考えていいですかね。
では、小説の中の登場人物が温度計で測って知った場合、それは暗記と考えるのでしょうか?それとも登場人物と気持ちが一体になっているとき、体験になるのでしょうか?
すごく味気ないことを言ってしまうと字面で覚えるので暗記に近いものだと思います。ただ、とても感情移入をしている場合、それは疑似体験のようになるのかとふと思いました。もしそうなら素晴らしいと思いますし、また、そんな読書をしてみたいと思いました。