大事なものはすぐそこに「ショーンタン/レッドツリー」
ショーン・タンのレッドツリーです。読んだのはだいぶ前ですが、絵の勉強ということでもう一度、読み直しました。
最初読んだ時よりちゃんと読むと感動しますね。
全体として鬱蒼としているのですが、その分最後のもみじがとても明るく印象的です。
でも、今回読み直してどの絵にももみじが書かれていることに気がつきました。すごく明るい色なのに周り風景に隠れてしまっていて気がつきませんでした。
自分の普段の気持ちもこのようなものかとふと思ったり。
嫌な事とか大変なことがあるとその気持ちが大きくなって、すごくうれしいことと楽しいことが埋もれて感じれなくなる時がたまにあります。そんなときこの絵を見たように、ただ何となく流すのでなく、感覚を研ぎ澄ませば気がつくのかもしれません。